認知症介護を支援する福祉用具を選定する際のポイントは?

2016年1月5日 PR

年々増加する高齢者人口。そして、それに比例する認知症患者の増加は今や社会問題となっている。認知症高齢者人口の増加に伴い、今後介護をする家族にとって大きなサポートが期待される福祉用具だが、利用者や利用者の家族にとって、「自分自身のケースの場合に、どのような福祉用具が使えるのか、また、どのように選べばよいかがわからない」などの課題がある。

そこで、「初めての介護福祉用具」として、利用や選定におけるポイントをまとめた。

ポイント1:福祉用具の中には介護保険を利用できるものがある
ポイント2:福祉用具の選定は貸与事業所とケアマネージャーがサポート
ポイント3:福祉用具の専門家、相談先としての福祉用具貸与事業所(福祉用具レンタル事業所)

ポイント1:福祉用具の中には介護保険を利用できるものがある

介護保険制度は、介護が必要となった際に「介護保険サービス」を利用できるよう作られた制度である。この介護保険サービスの中の1つに福祉用具のレンタルサービスがあり、自宅での介護負担を軽減するために必要な福祉用具のレンタル費用の負担額を軽減してくれるサービスとして提供される。

介護保険で使える福祉用具レンタルサービスだが、実は要介護状態によって使用できる福祉用具が変わる。例えば、手すりやスロープ、歩行器は、介護度の軽い要支援1.2.要介護1の方でも利用できるが、車いすなどは要介護度2以上からの利用に限定される。

また、車いすは介護保険利用の場合、1割の自己負担(2015年8月から所得に応じて2割になる事もある)で借りることができるが、購入時は全額自己負担と設定されている。これは介護ベッドや歩行器においても同様で、福祉用具のレンタルのケースと購入の場合は、介護保険の使い方が変わる事を理解する必要がある。

ポイント2:福祉用具の選定は貸与事業所の専門員とケアマネージャーがサポート

では、福祉用具をレンタルする場合、どのように必要な用具を選んだらよいであろうか。必要な福祉用具のカテゴリーはケアマネージャーのアドバイスを受けることができるが、具体的な用具を選ぶ場合には、同じ用具でも様々なメーカーや種類がある。

車いす1つをとってもたくさんの種類がある。多数のメーカーの中で最適な用具を選ぶことは容易ではない。従って、どのような車いすが自身にとって最適なのか判断できない場合は、福祉用具の貸与事業所の方や担当ケアマネージャーに相談することが望ましい。

ポイント3:福祉用具の専門家、相談先としての福祉用具貸与事業所(福祉用具レンタル事業所)

福祉用具貸与事業所には、福祉用具専門相談員が駐在している。福祉用具の事で疑問点があれば、事業所に連絡して福祉用具専門員に相談することをお勧めする。

相談先や依頼する事業所を選ぶにあたり、重要な判断ポイントは「アフターフォロー」である。一般的には6ヵ月に1度程度のアフターフォローを行う事業者が多いようだが、3ヵ月程度の頻度でフォローする福祉用具貸与事業所も存在する。身体の状態にフィットした用具を適切に選ぶためにも、アフターフォローの手厚い事業所を選ぶことが望ましく、かかる点を記憶に留めて頂きたい。

まとめ

福祉用具は介護保険を活用して借りることができ、また用具を選ぶ際には、貸与事業所の福祉用具専門相談員に相談する事が望ましいという点について述べた。福祉用具について困ったことがあれば、まずは、アフターフォローの手厚い貸与事業所へ相談することをお勧めしたい。

▼外部リンク
認知症介護を支援する福祉用具レンタルの無料相談窓口

▼関連記事
介護保険制度について詳しくはこちら


こちらのニュースもどうぞ

認知症最新ニュース アクセスランキング

  1. 1そーせいグループ、アルツハイマー病等の新薬を開発中
  2. 2認知症患者は2025年に700万人を突破。65歳以上の5人に1人
  3. 3「最近ニオイがしないかも…」は危険!?認知症予防のカギとなる嗅覚…
  4. 4【樋口直美さんインタビュー】レビー小体型認知症は認知症というより…
  5. 5「軽度アルツハイマーの症状が改善」プラズマローゲンとは~藤野武彦…
  6. 6今野先生コラム「食事で認知症予防」第4回:記憶力維持に重要なコリ…
  7. 7パーキンソン病治療剤「トレリーフ」、効能を追加申請
  8. 8米バイオジェン社、アルツハイマー病新薬の試験データを発表
  9. 9今週の認知症関連NEWSまとめ[9/22]
  10. 10認知症患者らがタスキをつなぎ日本縦断「RUN伴」
このページの
上へ戻る