シリーズ「認知症に寄り添う人々」ダイジェスト

2017年9月7日
認知症に寄り添う人々1

認知症ケアの最前線にスポットをあて、患者さんたちに寄り添ったケアに取り組まれている方々のお話しをうかがう連載「認知症に寄り添う人々」。

2017年6月より全6回の特集シリーズとしてお届けいたします。認知症患者と接しながら、病気や患者やそのご家族と、現場で本気で向き合い、症状の改善に向けたサポートに情熱を傾ける人々。そんな「認知症に寄り添う人々」に、毎月お一人ずつスポットを当て、その想いや取り組みの内容をご紹介してまいります。

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この記事の執筆
認知症ねっと
認知症ねっと編集部
認知症ねっと

第1回「若年性認知症の方の居場所をつくりたい」

シリーズ第1回目にご紹介したのは、神奈川県川崎市の特定非営利活動法人「ぐるーぷ 麦」代表理事の吉田歌子さん。若年性認知症の患者やその家族の支援を目的とした地域密着型通所介護デイサービス「でいサロン麦」での取り組みをうかがいました。

ご家族の方との交流は、本当に大切にしています。その日に食べた昼食も写真つきでお渡ししていますよ。認知症というのは記憶障害があり、覚えていられない、忘れてしまうという症状があります。

ですからご家族には「昼食は何を食べたの?」「今日は何したの?」と聞かないでくださいね、と伝えています。そのかわりに、お渡しした昼食の写真を一緒に見ながら「今日はコレを食べたのね」「今日は美術館へ行ったのね」と確認的な会話をしてほしいとお話しするのです。


第2回「生活支援につながる栄養ケアで負担を軽くしたい」

第2回は、管理栄養士の阿部咲子さん。横浜市保土ヶ谷区「介護老人保健施設スカイ」で、栄養指導の枠を超え、生活支援や身体機能改善を目指したトータル的な栄養ケアサポートをおこなっています。

私が担当している方々は、終末期から在宅復帰を目指す方まで本当に様々です。多くの知識が必要なため、今も日々勉強が欠かせません。認知機能を把握したり血液・生化学検査を調べたりすることはもちろん大切ですが、そのご利用者様は一番何が必要なのか、何を求めているのかを見極めながら、栄養的な部分と生活支援につながるケアの部分を総合的に判断しています。


第3回「困りごとも相談できる薬のスペシャリスト」

第3回では、地域密着の薬局づくりをおこなっている「ツルハドラッグ茂原店」調剤薬局の薬局長・鈴木正和さんにお話をうかがいました。薬剤師として薬に関する分かりやすい説明をおこなうだけでなく、認知症の家族が抱きがちな悩みの相談にものってくれる頼れる薬剤師です。

最近の傾向として「どういった生活指導をしたらよいか」「どう接したらよいか」などを聞いていかれる認知症患者さんのご家族、娘さんや息子さんのご来店も多くなりました。高齢化の影響もあり、認知症の患者さんも急激に増えている気がしますし、介護をされるご家族の苦悩も多種多様になってきていると感じています。


第4回「徹底したサービスで特別感のある場所づくり」

第4回は、静岡県浜松市のデイサービス「ツクイ浜松大平台」の調理スタッフ小野准さんです。嚥下料理研究家としても活動なさっており、高齢の認知症患者も人生の先輩として敬い、栄養面や食べやすさを配慮するだけではなく、施設スタッフが一丸となって“喜んでいただける食事づくり”を心がけているそうです。

書いたことをお忘れになっても、食べたいものはしっかり決まっていて記憶に残っているんだなと、私たちも嬉しくなります。やはり、自分の意思で選ぶということは大切で、脳にもリハビリにもとても良いことなのだと感じる例だと思います。


第5回「お互いを理解し合う質の高いケアを」

第5回は、京都市左京区の介護老人福祉施設「社会福祉法人市原寮」の福祉・医療研究センター長、川西秀徳先生です。近年は健康長寿のための包括的療法に注力し、栄養指導や食事療法に力を注ぐなど、幅広く活躍されている川西先生の取り組みについてうかがいました。

私個人の意見として、認知症の治療は非薬物療法の部分がとても大切だと思っています。ケアの大切さ、コミュニケーションの重要性、思いやりの心と優しさ、一人の人間として敬意を払われ尊厳を守られること、どれが欠けても認知症の症状は進んでしまいます。


第6回「信頼関係と意識統一でつくる安心ケア」

シリーズ最後回となる第6回は、横浜都筑区の介護老人保健施設「都筑ハートフルステーション」の療養管理部長で認知症ケア上級専門士の看護師・平田祐子さんにお話をうかがいました。認知症ケアのスペシャリストとして活躍する平田さんが大切にしていることは「普通であること」です。

以前から高齢者の方々の低栄養化は大きな課題でした。また、どんなにきめ細かに対応して機能回復訓練を行なったとしても、加齢や症状進行で食事や移動、入浴といったような日常生活動作の低下が進んでしまい、食が細くなって低栄養状態になってしまいがちです。


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