地域包括ケアシステムとは

地域包括ケアシステムの概要

地域包括ケアシステムとは、国民の4人に1人が高齢者であるという急速な高齢化社会を担う為に考えられたシステムです。

ご存知の通り、高齢者がどんどん増えて行く一方で、それを支えて行く次の世代の出生率は減少しています。また以前は自分の家族は家族や親戚内で面倒を見て行くと言うのが当たり前の時代でしたが、最近ではその風潮も変化してきています。

支える世代が少なく、核家族化が進んでいる為、家族や親戚だけで高齢者のケアをするには無理があるのです。かといって日本全体でのケアとなると枠が大き過ぎて、実質的なケアには至らないというデメリットがあります。

それらを各地域・自治体単位でサポートして行こうという趣旨の元、運営されているのが地域包括ケアシステムです。

日本と言う狭い国の中でも、その地域によって地域性があり、サポートが必要なことも異なります。例えば、雪が降る東北地方と、雪とは無縁の沖縄では当然、冬に必要なサポートは異なりますよね。

このように、国全体が認知症をはじめとした介護の主体を握るのではなく、地域のニーズに沿った地域に根差したサービスを提供することを目標としているのです。

地域包括ケアシステムのポイント

地域包括システムの重要なポイントは、高齢者が年齢を重ねて身体が不自由になったとしても、変わらず生活を送ることが出来る事です。

病気になってしまったり、体調を崩した時にお世話になる「医療サービス」
自力で歩けなくなった、認知症の症状が出た時に必要な「介護サービス」
独居老人を訪問し見守ったり、老人ホームなどの施設を仲介する「生活支援」
高齢者が参加できる集まりの場を提供する「介護予防」


上記に紹介したような、高齢者が必要となるサポート、また介護や認知症を発症しない為の、活躍の場を提供するといった両側面を兼ね備えている所が特徴です。

これらのサポートを総合的に受けることができ、かつその情報が共有されることで、より個人にあったケアが出来るというメリットがあるのです。

認知症における地域包括ケアシステム

認知症を発症し、進行してしまうと住み慣れた町で暮らすことが難しくなり、どうしても医療機関や施設で生活することを余儀なくされる傾向にあります。

しかし、認知症になったとしても住み慣れた町で暮らす権利はあり、これからどんどん増えて行くそういった人たちがより住みやすくなる為に、地域包括システムを用いた、地域みんなでのケアが必要とされています。

地域の人それぞれが、地域包括システムが提供する認知症における知識や注意点などを認識するだけでも違ってくるのです。例えば認知症には徘徊の傾向があると言う知識を持っていれば、いざその場に出くわしたときにも、サポートすることが出来るのでしょう。

地域包括システムでは、今後特に認知症におけるより具体的な取り組みを強化する動きにあるようです。


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