認知症予防のためのアートワークショップ

2019年12月7日

イントロン社と京都市立芸大が連携

調剤薬局と医療モールを展開するイントロン株式会社(埼玉県川越市)は、京都市立芸術大学ビジュアルデザイン研究室と連携し、高齢者を対象としたアートのワークショップを千葉県佐倉市で開催、今後も各地で開催していく予定です。

アートワークショップでは、高齢者が回想し手を動かし、談笑しながら作品を作ります。ワークショップで作られた作品は、地方行政機関やNPOの協力を得て開催する展覧会で発表するとともに、SNSなどの各種メディアでも発信します。

作品発表の場である展覧会が、作者である高齢者と鑑賞者である地域住民との交流の場となることで、健康寿命の延伸に効果があると言われるソーシャルキャピタル(社会生活資本)の醸成に繋げます。将来は、医療機関の協力を得て、ワークショップの健康への効果測定も行う予定です。

初回は千葉県佐倉市の施設で開催

本ワークショップは、開催を希望する高齢者施設において、1回30〜40分程度を単位とし定期的に開催します。作品は、施設が位置する地域の自然や文化をモチーフとしたカレンダーや手ぬぐいなど、多岐にわたります。

最初のワークショップは11月19日(火)千葉県佐倉市において行われ、約30名の参加者により「手作りカレンダー」が制作されました。カレンダーは、千葉県佐倉市の「佐倉ふるさと広場 風車のひまわりガーデン」をモチーフにしたものです。

「佐倉ふるさと広場風車のひまわりガーデン」があらかじめ描かれた台紙に、参加者が、花、人、動物などのシールを貼り、参加者お一人ずつの様々な思い出と物語を載せたカレンダーを作りました。参加者同士、カレンダーを見せ合いながら会話が弾み、和気あいあいとしたワークショップとなりました。

同社では、埼玉県・千葉県・東京都を中心に、アートワークショップの開催を希望する高齢者施設からの応募を広く受け付けています。

(文頭画像はイメージです。文中画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
認知症の予防と健康寿命の延伸を目標とするアートのワークショップを開催


このページの
上へ戻る