ジョージ・アンド・ショーンら、認知症予知プログラムを開発

2018年8月6日

日常行動のログを活用して予知・検知

アプリと端末(タグ)で優しい社会を作るサービス・プロジェクトとして、なくしもの防止&見守り用端末(タグ)「biblle(ビブル)」を開発、販売しているジョージ・アンド・ショーン合同会社(東京都渋谷区)は、端末を付けた人から収集される「日常の行動のログ」から得られる情報を利用して、認知症を予知・検知する機械学習プログラムを開発、第1期の実証実験を終了しました。

プログラムは、西日本電信電話株式会社、シャープ株式会社、北陸先端科学技術大学院大学・岡田研究室と共同開発されました。第1期の実証実験は2018年1月~3月の期間、関西圏の2つの高齢者施設にて行われ、実際に高齢者20名の方に端末の保持や、日常的なログの収集を行う協力を得て実施されました。実証試験の結果、プログラムは、利用するデータの種類により、最低80%から最高92%の精度にて、高齢者の認知症の予知・検知を実現することができました。

システムの高度化を継続

行動ログ取得に利用する端末と、各種端末より得られるデータは、位置・会話・睡眠の3つです。位置はなくしもの防止&見守り用端末(タグ)「biblle(ビブル)」、会話はモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」、睡眠はセンサ付きベッドがそれぞれ検知します。

今後は、改善に向けたプログラムの高度化を継続。より高精度の予知推定プログラムの開発、認知症フェーズ毎の推定などを進め、高齢者の認知症に関連する課題の早期発見と改善を促すための開発を継続する予定です。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
アプリと端末(タグ)で優しい社会を作る企業「ジョージ・アンド・ショーン」がNTT西日本、シャープ、JAISTと連携し、認知症の予知を行う機械学習プログラムを開発


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