浜松ホトニクス、早期認知症診断支援システムの研究開発を加速

2018年7月11日

光技術のパイオニアによる認知症画像診断技術開発

浜松ホトニクス株式会社(静岡県浜松市)と一般財団法人浜松光医学財団(静岡県浜松市)は、日本マイクロソフト株式会社(東京都港区)が提供するパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)」を利用し、高速で高精度な早期認知症診断支援システムの研究開発を加速すると発表しました。

認知症の早期発見による早期治療開始の重要性は高まっています。しかし、画像診断装置で撮影された画像から認知症診断を行う読影医の人数は限られており、1人当たりの業務量が増加していることから、読影医にの負担軽減、診断の精度向上を手助けする、高速で高精度な早期認知症診断支援システムが求められています。

Microsoft Azure導入でコンピュータの処理能力が100倍に

浜松ホトニクスは、60年以上にわたり光技術のトップランナーでありつづける企業。その技術を活かし、がんなどの疾患の早期発見、早期治療に寄与することを目指して設立されたのが、浜松光医学財団です。さらに同財団はがんで死なない、認知症で苦しまない健康長寿社会の実現を目指し2003年に浜松PET診断センターを設立しました。

同財団が保有する約28,000件もの検診画像データベース、浜松ホトニクスのAI技術を用いて、検診者の脳画像から認知症の可能性を示すための診断モデルの構築とその検証を行い、早期認知症診断支援システムの研究開発を進めてきました。今回、膨大なデータをリアルタイムで分析できるMicrosoft Azureを導入することで、コンピュータの処理能力を従来の100倍以上に向上させ、高速で高精度な早期認知症診断支援システムの研究開発を加速します。

(画像はプレスリリースより)

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浜松ホトニクスと日本マイクロソフトなど、「Microsoft Azure」で早期認知症診断支援システムの研究開発を加速


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